米国では、教員不足に直面し人材の確保や引き留めのために学校で週4日制を取り入れる学区が増えている。ただ、子どもの在宅で負担が増える一部の両親から反対の声が上がっているほか、テストの点数の低下を示す証拠も指摘されている。これまでのところ、こうした傾向は中西部や南部の一部の州で特に顕著だ。テキサス、ミズーリ、コロラド、オクラホマ各州の数十の学区がここ数年で週4日制を導入した。導入を検討している地域もある。ネバダ州のエルコなど複数の都市が、一部の生徒を対象とした週4日制について協議している。新型コロナウイルス流行下で週4日制の導入が加速。オレゴン州立大学のポール・トンプソン教授によると、今年は少なくとも800の学区が週4日制を採用しており、コロナ前の約650から大幅に増えた。