キャリアの展望を開くため、誰かに最高の印象を与えたい? それなら自分の功績を他人と共有することだ。これは、ある教授たちのチームが目下査読中の論文をまとめるために行った研究から導き出された結論だ。誰かに好印象を与えることが重要な場面では――例えば、就職や昇進の面接など――、単に自分の成果の数々を自慢するよりも、自分自身とチームの双方について語る方がよほど効果的であることが判明したという。「自分の功績を強調するチャンスに尻込みしてほしくはないが、自慢話は場合によっては不快感を招き、ドン引きされることがある」。研究チームの一員であるユタ大学ビジネススクールのエリック・バネプス助教は言う。「自分の強みや業績を自慢するのと同時に、それに関わった他の人々のスキルや才能について好意的なコメントをすればよい。周囲と協調し、成果を共有できる姿勢を示すことは極めて効果的だ」