ジャネット・イエレン米財務長官は連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めていた当時、一流会員制クラブ「クラブ・ド・モンテカルロ」から、そのわずか100人の個人会員に加わるよう招待された。同クラブの会員には英女王エリザベス2世やモナコ公アルベール2世などが名を連ねていた。しかし、イエレン氏は断らなければならないと感じていた。問題は、それが切手収集専門のクラブであることだった。広く信じられてきた認識とは裏腹に、イエレン氏は切手を集めていない。同氏は2017年に招待を辞退する手紙の中で次のように説明している。母親の切手コレクションを相続し、子どもの頃は切手収集に興味を抱いていたが、その後関心は薄れていった。