【リヤド(サウジアラビア)】サウジアラビアの未来都市プロジェクト「ネオム」が来年オープン予定のビーチリゾートで、ワインやカクテル、シャンパンの提供を計画している。企画書や複数のネオム開発関係者の話で明らかになった。実現すれば、アルコールが禁止されている同国で初めて酒類が提供される。  アルコールの販売が認められれば、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が進める経済・文化改革にとって記念碑的な一歩となるが、リスクも伴う。改革の目的の一つは外国からの観光客とビジネス関係の駐在員の呼び込みだ。  サウジにはイスラム教にとってもっとも神聖な地であるメッカとメディナがある。