ウクライナのロシア占領地域の幹部が、ロシアへの併合を進める計画を明らかにした。一方、ロシアは兵士動員を拡大する考えで、NATOへの攻撃も辞さない構えを示している。ドネツク、ルガンスク、ヘルソンのロシア支配地域で23日から3日間、ロシア編入を問う住民投票を実施するという。ロシアは占領に数カ月を要した同地域の支配を固める狙いがあるが、ウクライナ軍は奪還に向け攻勢を強めている。ザポロジエは投票日を発表していない。一方、ロシア下院は軍の人員不足に対処するための法案を可決した。数日中にも大幅な動員が発表される可能性がある。ウクライナ東部ドネツクの占領地域トップを務めるデニス・プシーリン氏は20日、ロシア国営テレビに対し、投票の準備を進めていると語った。ロシア国営メディア「RIAノーボスチ」は、南部ヘルソンの当局者の話として、住民投票の即時実施を望んでいると伝えた。
ロシア、ウクライナ占領地域の併合目指す 住民投票実施へ
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