ESG(環境・社会・企業統治)投資に批判的なアクティビスト(物言う投資家)として知られるビベック・ラマスワミー氏は米アップルと米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーに対し、政治に関する議論から距離を置き、人材の採用では人種や性別、政治的見解などを考慮しないよう促している。ディズニーに宛てた19日付けの書簡では、本業とは関係のない政治的問題について立場を表明することをやめるべきだと主張。フロリダ州の「教育における親の権利」法案を巡りディズニーのボブ・チャペック最高経営責任者(CEO)が意見表明を行ったことに触れた。ラマスワミー氏は、事業に影響を及ぼさない政治的問題についてディズニーが発言し続ければより大きな圧力にさらされ、ディズニーが取ると期待される立場は、事業にとっては有益にはならないとの見方を示した。
反ESGの「物言う投資家」、アップルとディズニーに注文
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