米連邦準備制度理事会(FRB)は21日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.75ポイント引き上げて3~3.25%とすることを決めた。これは2008年初頭以来の高水準となる。0.75ポイントの利上げは3会合連続。40年ぶりの水準に高止まりするインフレの抑制に向け、次回以降の会合でも大幅利上げを継続する可能性が高いことを示唆した。今回の決定は全会一致だった。併せて発表した政策見通しでは、FRB当局者19人の過半数が、12月までに少なくともあと1.25ポイント利上げし、政策金利は4.25~4.5%に達するとの見通しを示した。FRBは年内にあと2回FOMCを開催する。