米連邦準備制度理事会(FRB)が発信するメッセージがこれほどタカ派的なのは数十年ぶりのことだ。投資家、とりわけ株式投資家は、恐らく油断し過ぎている。FRBは21日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を予想通り0.75ポイント引き上げ、3~3.25%とすることを決めた。当局者による金利見通し(中央値)も切り上がり、年末時点で4.4%に達するとの予想が示された。これは年内残る2回の会合で追加利上げが実施されることを示しており、少なくとも1回は利上げ幅が再び0.75ポイントになる計算だ。これもおおむね、金利先物相場がすでに織り込んでいる予想の範囲内だった。