米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は、従業員からの批判を受け、職場復帰計画の見直しを余儀なくされている。企業はパンデミック時代の労働政策のかじ取りに苦慮している。23日にメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)とその経営陣から従業員に送られたメモには、固定給従業員を週3日、オフィスに復帰させる計画の概要が書かれており、年内に実施するとあった。事情に詳しい関係者によると、多くの従業員は、同社が昨年実施した「柔軟性を重視し、オフィス勤務を必要としなかった計画」からの逸脱と受け止めたという。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が27日に確認したバーラ氏のチームからのフォローアップメールは、先週のメッセージについて「疑問、懸念、誤解」を生じさせたとして釈明を図った。また、23日午後に送った最初のメッセージのタイミングは不適切だったとした。