イランによる中東全域への攻撃は、米国の多くの北大西洋条約機構(NATO)同盟国を紛争に引きずり込むリスクをはらんでいる。イランのドローン(無人機)が東地中海の島国キプロスにある英軍基地を標的にしたことを受け、英国とフランスはここ数日、同地域に追加の軍艦を派遣するとそれぞれ表明した。また4日には、東地中海に展開する米海軍の駆逐艦が、トルコの重要軍事基地に向けて発射されたイランのミサイルを迎撃したと、米当局者が明らかにした。同基地には米軍が駐留している。これは急速に拡大する紛争において、新たな一線を越えたことを示している。イランは4日まで、隣国トルコへの攻撃を控えていた。トルコ国防省はこれに先立ち、トルコ領空に向かっていたミサイルをNATO軍が迎撃したと発表。トルコ外務省の報道官は、ミサイルの標的についてはコメントを控えた。