中国の自動車ブランドが続々と欧州に進出しようとしている。中国の先進技術に対する西側の購買意欲が初めて試される大きな機会の一つである。ただ中国ブランドが消費者と政治家の両方から賛同を得るには、まだしばらく時間がかかるかもしれない。中国電気自動車(EV)界の期待の星、比亜迪(BYD)は28日、今秋に予定している欧州での本格的な販売開始に関する重要な詳細(特に価格設定)を明らかにした。新型の小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「ATTO 3」の基本価格は3万8000ユーロ(約530万円、各国の補助金適用前)。これは、独フォルクスワーゲン(VW)の「ID.4」や米テスラの「モデルY」と同じEVカテゴリーの中で、最も手頃な価格の製品となる。
中国EVブランド、欧州で待ち受ける障壁
BYDやNIOは本格参入に向けて動いているが――
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