米実業家イーロン・マスク氏は440億ドル(約6兆4000億円)規模のツイッター買収計画を当初合意した条件通りに実行することを提案した。関係者が明らかにした。この予想外の展開で、双方にとってリスクの高い裁判が回避される見込みが出てきた。この関係者によれば、4日の審問を控えて、マスク氏の弁護団は3日夜にツイッター側に提案を伝えた。また、提案書を秘匿扱いでデラウェア州衡平法裁判所に提出した。ツイッターが提案を受け入れた場合、双方は10月17日から5日間にわたり実施される予定の審理に入らずに済む。ただ、合意が成立する保証はなく、成立しなかった場合は裁判が予定通り行われる見通しだ。マスク氏は今週、裁判準備の一環として証言録取に臨む予定だった。