子育ての負のスパイラルから抜け出す逆転の発想「子どもより自分を優先」ほんのちょっと意識を変える事ことで、子育ての負のスパイラルから抜け出せる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

宿題をしない。ゲームをやめない。片付けない。子どもが言うことを聞かないとき、あなたはどうしますか?叱る。怒る。注意する。罰を与える。どれも教育効果はきわめて薄いです。むしろ逆効果のことが多くて、親であるあなたとの関係をどんどん悪くしてしまうことでしょう。そこで今回は、庄子寛之さんの著書『子どもが伸びる「待ち上手」な親の習慣』(青春出版社)から、子どもを伸ばす親に共通する意外なポイントをご紹介します。

子どもはすぐには変われない

 学校から帰ってきたら、ランドセルを投げたまま遊びに行く。出したら出しっぱなし。ちっとも片付けようとしない。夕食の前に宿題を済ませる約束なのに、結局、いつもやらない。

 親なら多かれ少なかれ、そんな思いを抱いていることと思います。

 何度言ってもできないから、言い方がついキツくなってしまう。そして、そんなイライラする自分に自己嫌悪。それなのに、次の日になったら、また同じように叱ってしまって……。

 そんな負のスパイラルに、はまっていませんか。

 でも、ほんのちょっと意識を変えることで、負のスパイラルから抜け出せるのです。

 子育てがうまくいかないと感じるのにはいくつか理由があります。