米金融大手ゴールドマン・サックス・グループがクレジットカード決済技術を持つフィンテック企業の買収に関心を寄せていることが、事情に詳しい関係者の話で分かった。関係筋によると、ゴールドマン幹部はカード事業を強化するため、すでに密接な関係にあるクレジットカード・プラットフォームを手掛けるデザーブの買収を検討した。また同じくクレジットカード・プラットフォームのカードレスや、決済業務を手掛けるコアカードにも打診したという。関係者によると同行幹部からデザーブ幹部への働きかけは昨年から始まり、最近では先月も行われた。現在ゴールドマンと各社の間で公式な議論は行われていないと関係者は述べた。ゴールドマンの広報担当者は、同行はすでに提携企業の事業拡大と顧客へのサービス提供を支援するための技術プラットフォームを構築していると指摘。「我々は既存の技術でカード事業を拡張する能力を持っており、現在この分野での買収は考えていない」と述べた。