保険ラボ

ニューリスクへの対応は
保険会社の使命

 84種――。

 保険は、お客さまに万が一のことが起こった際に保険金を支払うという、ある意味で非常にシンプルな金融商品である。極端な言い方をすれば、保険料という一定額を対価にして、お客さまを取り巻くリスクを保険会社が肩代わりしてくれるものだといえよう。

 もっとも、変額年金保険や外貨建て保険などの貯蓄性商品は、この定義に当てはまらないと考える人もいるであろう。しかし、このような貯蓄性商品であっても、その大小は別として、一定のリスクを危険保険料に置き換えており、保険であることに違いない。

 ところで、リスクは個人、法人を問わずわれわれの周りに無数に存在する。病気で死亡する、家で火災が発生するなどの大昔から周知されているリスクだけではない。時代とともにニューリスクが生じることがあるし、以前はリスクが高かったものの現在はほぼリスクとして認識されないものもある。

 なお、ニューリスクの発生が認識されたとき、保険会社はそのリスクに対応した新たな保険商品の開発を検討する。ニューリスクに対応することは保険会社の使命であるといえよう。

 次ページでは、生保と損保におけるニューリスクの特徴や違いに加え、保険商品化に際してのポイントについて、解説していこう。