【北海道】死ぬまでに1度は見たい「7色の花畑」、海外観光客も絶景に驚嘆!〈写真付き〉写真提供:地球の歩き方aruco編集部

海外・国内旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「【北海道】死ぬまでに1度は見たい『7色の花畑』、海外観光客も絶景に驚嘆!〈写真付き〉」です。桁違いのスケールで、どこまでも続く花の絨毯。北海道の花畑はシバザクラに始まり、チューリップ、ラベンダー、ヒマワリ、コスモスと、5~9月にかけて見られるまさに花絶景。それぞれの花期は思いのほか短いので、ここではベストシーズンを徹底紹介します。(写真・文/地球の歩き方aruco編集部

5月~7月、春から初夏の
一面ピンクと赤と彩の七色

<5月>北海道に春を告げるシバザクラ

道東の大空町にある「ひがしもこと芝桜公園」道東の大空町にある「ひがしもこと芝桜公園」

 北海道の5月といえば、長い冬がようやく終わり、春になったことを感じる季節。そこでいち早く花の便りが届くのが「ひがしもこと芝桜公園」のシバザクラ。藻琴山(もことやま)の麓に広がるこの公園では、斜面が白やピンクのシバザクラに覆われる花絶景を見ることができます。たったひと摘みの株から始まったというシバザクラですが、今では10ヘクタールもの広大な花畑に。

 園内にはキャンプ場やゴーカートコースなどもあり、花を見ながらアクティビティも楽しめちゃいますよ。5月3~31日のベストシーズンには「ひがしもこと芝桜まつり」が開催されます。

ひがしもこと芝桜公園
住  所 北海道網走郡大空町東藻琴末広393
営業時間 8:00~17:00(キャンプ場は7~9月の営業)
料  金 無料(まつり期間中は600円)
アクセス JR網走駅から車で約40分
U R L https://shibazakura.net
フォトジェニックな山津見神社のピンクの鳥居フォトジェニックな山津見神社のピンクの鳥居

<6月>森を彩るカラフルなチューリップ

ガーデン上部から見下ろすチューリップ畑ガーデン上部から見下ろすチューリップ畑

 札幌市南区にある北海道唯一の国立公園がここ「国営滝野すずらん丘陵公園」。4つのゾーンからなる400ヘクタールものフィールドで、滝巡りや森の中の散策道で自然と触れ合うことができます。花畑があるのは中心のカントリーガーデン。

 春はチューリップ、夏はヒマワリや青いネペタ、秋はコスモスが周囲を取り巻く緑の森を彩ります。なかでも156品種、約25万本のチューリップの花畑は感動的! 見頃は5月中旬~6月上旬で、5月18日~6月2日には「チューリップ・すずらんフェスタ」も開催されます。

国営滝野すずらん丘陵公園
住  所 北海道札幌市南区滝野247
営業時間 9:00~17:00(時季により変動)
料  金 450円(渓流ゾーンおよび冬季は無料)
アクセス JR札幌駅から車で約40分
U R L https://www.takinopark.com

<7月>北海道を代表する七色の花畑

 花や麦が帯状に植えられた「彩りの畑」 花や麦が帯状に植えられた「彩りの畑」

 写真などで一度は目にしたことがある、レインボーの花畑が見られるのは富良野にある「ファーム富田」。13もの花畑があり、春から秋にかけてさまざまな花が咲き続けます。「彩りの畑」は紫のラベンダー、オレンジのカリフォルニアポピー、白いカスミソウ、ピンクのコマチソウなどが作り出す花々のストライプが、青い空に浮かび上がる一番人気の花畑。ただし、種類の違う花が植えられているため、花々の最盛期が揃うのは7月中旬~下旬の短い期間。奇跡の絶景でもあるのです。この時期には世界から観光客が集まってくるので、時間に余裕を持って出かけましょう。

斜面が紫に染まる「トラディショナルラベンダー畑」斜面が紫に染まる「トラディショナルラベンダー畑」

 6月下旬~7月下旬はラベンダーの最盛期でもあります。「ファーム富田」には4種類のラベンダーが植えられていて、「トラディショナルラベンダー畑」や「森のラベンダー畑」、「倖(さきわい)の畑」でラベンダーの色と香りに包まれ、癒やされます。

ファーム富田
住  所 北海道空知郡中富良野町基線北15号
営業時間 9:00~17:00(施設、時季により変動)
アクセス JRラベンダー畑(6月上旬~9月下旬予定)駅から徒歩7分
U R L https://www.farm-tomita.co.jp