暗号資産(仮想通貨)の貸し出しを手掛ける米ブロックファイが見込まれる破産申請への準備を進めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社は破綻した暗号資産取引所FTXに「大きなエクスポージャー」があることを認めていた。ブロックファイは先週、FTXを巡る不確実性を理由に通常営業ができないとして顧客の資金引き出しを停止。プラットフォーム上での活動を制限していた。関係者によると、ブロックファイは連邦破産法第11条(民事再生法に相当)の適用申請に備える間、従業員の一部をレイオフする計画だ。ブロックファイはコメントの要請に応じなかった。ブロックファイが破産を申請すれば、FTXの創業者サム・バンクマンフリード氏が築いた暗号資産帝国の崩壊による最新の犠牲者になる。