北朝鮮は、最近実施した大陸間弾道弾ミサイル(ICBM)の発射実験を祝った。世界は、金正恩政権がこうした軍事的虚勢を示すことを予想するようになっている。金正恩労働党総書記は、同国のミサイルを「われわれの子孫に代々受け継がれる記念碑のようなもの」と表現。ミサイル開発に関わる100人を超える軍関係者や科学者を昇進させた。また、ミサイル発射台車両に国家の英雄の称号を与え、自分の娘を試射の視察に同行させた。娘が公の場に登場したのは初めて。北朝鮮は、このICBMが最新世代の「火星17」と主張している。しかし専門家は、現時点では、このミサイルを米国に対する強力な兵器にする技術が北朝鮮には不足していると指摘している。