米連邦政府の端末などへの動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のダウンロードを巡り、取り締まりを強化する法案が上院で可決された。だが中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する同アプリについてセキュリティー面のリスクへの懸念が高まる中、同法案の下院での先行きは不透明な情勢となっている。上院は同様の法案を2020年に可決しているが、その際も下院での審議は難渋した。今会期が数日を残すのみとなる中、ナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州)は、会期中の採決実施について曖昧な回答しかしなかった。ペロシ氏は「来週のアジェンダに含まれるかは分からないが、様子を見てみたい」とした。
米政府端末でのTikTok利用禁止法案、下院の行方は不透明
有料会員限定
あなたにおすすめ