米バイデン政権は暗号資産交換業大手FTXの破綻を受け、暗号資産(仮想通貨)に対する規制の強化を議会に要請した。ジャネット・イエレン財務長官が議長を務める金融安定監視評議会(FSOC)は16日に公表した年次報告書で、暗号資産業界に対しても、秩序ある透明な取引や投資家保護など、従来の金融機関に課している規制を課すべきだと指摘。また関連企業を包括的な監督下に置く必要があるとした。また報告書は、暗号資産と伝統的金融システムとの相互接続は現在限られているが、急速に増加する可能性があると警告した。