ハイテクやメディアといった業界で人員削減の嵐が吹き荒れるなか、解雇される社員の身になれば、ホリデーシーズンが実に不運な時期になることは想像に難くない。企業側にとっては、当然ながら人員整理に最適な時期などないが、何も感謝祭やクリスマスの直前にわざわざ実施しなければならないのか、との疑問を抱く人は多いだろう。雇用市場は総じて力強さを保っているものの、メタ・プラットフォームズやセールフォース、アマゾン・ドット・コムなどハイテク大手はいずれも、レイオフを実施したか、近く実施する計画を発表した。自動車大手フォード・モーターや小売り大手ウォルマート、飲料・食品大手ペプシコを含め、他の業界でも大規模な人員削減が広がっており、多くの従業員が「次は我が身か」と身構えている。
クリスマス頃の解雇、米企業になぜ多い
ハイテク大手や小売りなどに吹き荒れる人員削減の嵐
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