暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの創業者サム・バンクマンフリード容疑者が、同社の破綻に関連する米政府による刑事訴追に応じるため、米国への身柄引き渡しに同意する考えであることが分かった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。同容疑者は複数の刑事訴追を受けて12日に逮捕されて以降、バハマで拘束されている。マンハッタン連邦地検は顧客や貸し手、投資家らをだましたとして、詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いでバンクマンフリード容疑者を訴追。また同容疑者は違法な政治献金を行って選挙資金に関する規制にも違反した容疑をかけられている。バンクマンフリード容疑者の弁護士らからは今のところコメントは得られていない。米連邦検事のオフィスはこの件についてコメントを控えた。