米国ではレイオフされたハイテク労働者の大半が、職探しを始めてから短期間で仕事を見つけている。新たな調査で明らかになった。労働市場が逼迫(ひっぱく)する中、雇用主が人材確保を急ぐ状況が続いている。求人・求職サイトを運営するジップリクルーターが実施した新規雇用調査によると、ハイテク企業によるレイオフや解雇後、最近職を得た人の約79%が、職探し開始から3カ月以内に新しい仕事に就いている。レイオフされた労働者全体のうち3カ月以内に再び雇用された人の割合は83%で、これをわずかに下回る水準。レイオフされたハイテク労働者で職探し開始から1カ月以内に仕事を見つけた人の割合は約4割だった。ジップリクルーターのチーフエコノミストのジュリア・ポラック氏は「ハイテク業界ではレイオフ、採用凍結、コスト削減が広がっているにもかかわらず、多くのハイテク労働者が極めて早く次の仕事を見つけている」とし、「この人たちは、最も必要とされているスキルを持つ、最も求められている人材だ」と述べた。