米連邦最高裁判所は27日、新型コロナウイルス禍で導入された国境管理を維持する判断を下した。ジョン・ロバーツ最高裁長官は19日、「タイトル42」と呼ばれる公衆衛生法の条項の期限を一時的に延長していた。21日に予想されていた国境管理終了を前に、すでに国境通過者が増加し始めており、さらに少なくとも1万人が国境管理の撤廃を期待してメキシコ国境の都市に待機していた。下級審では相反する判決が出ていた。ワシントンの連邦判事は11月、2020年春のコロナ流行に合わせて実施された国境管理は当初から違法だったとの判決を下した。これに対し、ルイジアナ州の連邦判事は、移民の入国や難民申請を阻止するために無期限に適用できると判断していた。
米最高裁、コロナ禍の国境管理を維持
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