新型コロナウイルス感染症が中国で急速に広まり、病院は混雑し、火葬場が溢れかえっていると報道されている。オミクロン株が本当にこのウイルスの穏やかなバージョンなのかどうかを見極める一助になるかもしれない。オミクロン株の派生型は、中国当局がコロナ下のほとんどの期間で行ってきた「ゼロコロナ政策」を緩和した後、国内で急速に広がっている。薬局では解熱剤が不足し、病院は疲弊していると職員らは話す。中国当局は、コロナ感染者数と死亡者数は緩やかに増加していると報告しているが、一部の公衆衛生専門家や死亡者の親族らは、犠牲者はもっと多いのではないかと疑っている。中国当局はオミクロン株について、以前の亜種よりも致死率がかなり低いと国民に伝えている。いくつかの研究では、オミクロン株は以前の変異株よりも軽症であることが示唆されている。米国をはじめ諸外国では、オミクロン株に起因する高頻度の感染は、初期の波と比較してそれほど重症化しない特徴があるようだ。