米国のカジノ業界は、ある種のビデオゲームについて、ギャンブルと見なすべきだと主張するキャンペーンを展開している。いくつかの州では、ラスベガス式のスロットマシンに似たビデオゲーム機が、バーやコンビニエンスストア、社交クラブに進出している。ゲーム開発者は、スロットマシンによるギャンブルとは異なり、これらのゲームでは賞金を勝ち取るためにプレーヤーはスキルを使う必要があると言う。一方、カジノ業界のロビイストたちは、このゲームはギャンブルだと言う。スロットマシンをギャンブルの規制の外で運営し、税金を逃れようとする見え透いた試みだという。カジノ業界団体の米ゲーミング協会(AGA)が最近発表した報告書によると、規制されていないゲーム機に米国人が使う金額は毎年1090億ドル(約14兆6000億円)で、運営者は270億ドル近い収入を得ていると推定される。同協会は今年初め、司法省に対し、これらのゲームを精査し、連邦法に基づいて賭博機器として登録を義務付けるよう求めた。
米カジノ論争、バーの「スロット」は賭博か
バーやコンビニで増える機器、カジノ業界は違法と主張
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