米起業家イーロン・マスク氏や著名投資家キャシー・ウッド氏など、2022年にハイテク株で最も損失を出した人たちの中には、必ずしも成功する投資の申し子とは言えない人たちがいる。しかし、特にハイテク株がかなり割安に見え始めた今、投資家は少なくとも彼らのアドバイスに耳を傾けるべきかもしれない。マスク氏もウッド氏も、自分たちの資産のパフォーマンスが低いのは金利の上昇のせいだと公言している。ウッド氏は10月、米連邦準備制度理事会(FRB)に宛てた公開書簡を発表し、FRBのタカ派的な姿勢が「デフレ不況」のリスクを高めていると警告した。マスク氏は12月、自身が最高経営責任者(CEO)を務めるテスラの最近の株価下落に対する投資家の不満にツイートで返信し、ウッド氏と同様にFRBを「本当の問題」と呼んだ。別のツイートでは、リスクのない国債のリターンが上がれば、よりリスクの高い株式資産を保有する価値が下がると述べた。
マスク氏やウッド氏の損失、FRB以外にも原因
高金利がハイテク株の下げを招いたという見方は正しいがそれだけではない
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