ホワイトハウスは米連邦議会の新会期に、ジョー・バイデン大統領が指名したが昨年中に上院で承認されなかった多数の裁判官などの候補を再指名する予定だ。2021年1月から空席になっている駐インド大使にエリック・ガルセッティ前ロサンゼルス市長を充てる注目案件の再指名も含まれている。2人のホワイトハウス関係者によると、バイデン氏は3日、ガルセッティ氏のほか、デンバー国際空港のフィル・ワシントン最高経営責任者(CEO)を連邦航空局(FAA)長官に、内国歳入庁(IRS)長官代行を務めた経験のあるダニー・ワーフェル氏をIRS長官に、それぞれ再指名する意向だ。ホワイトハウスは新会期の初日に、昨年上院に承認されなかった約175人のうち85人を再指名すると表明した。再指名する候補の第1弾は省庁機関のトップと、大使など国家安全保障を主導するポジションが約60人。加えて裁判官候補25人だ。これは未決の裁判官人事の半分程度に当たる。