米共和党が多数派を奪還した下院で議長選が行われたが、第1回・第2回投票で同党トップのケビン・マッカーシー氏(カリフォルニア州)は過半数を獲得できなかった。党内対立が露呈した。下院(定数435)での共和党の議席数は僅差での過半数にとどまっているため、マッカーシー氏が議長に選ばれるには共和党議員のぼぼ全員の支持が必要だったが、同氏は同党保守強硬派の造反で過半数(218票)の獲得に失敗。1923年以来およそ100年ぶりに再投票に持ち込まれた。第1回目の投票では共和党議員の票のうち、マッカーシー氏が203票、同党対立候補のアンディ・ビッグス氏(アリゾナ州)が10票、ジム・ジョーダン氏(オハイオ州)などその他の現・元議員が9票を獲得した。第2回目の投票では、マッカーシー氏が203票、ジョーダン氏が19票だった。