【ワシントン】米連邦準備制度理事会(FRB)が4日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(昨年12月13~14日開催分)によると、市場に利上げ打ち止め観測が広がれば、景気を減速させインフレを抑制することが一段と困難になりかねないと当局者が懸念していたことが分かった。  12月のFOMCでは、利上げ幅を0.5ポイントに縮小することが全会一致で決まった。一方で2023年の政策金利については、予想より若干高い水準になるとの見通しを示した。