韓国サムスン電子の家電部門の最高経営責任者(CEO)を務める韓宗熙(ハン・ジョンヒ)氏がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューに応じ、ハイテク機器の需要低迷は今年いっぱい続くとの見方を示した。高インフレや金利上昇、ドル高が売り上げを圧迫するとした。サムスンの副会長兼共同CEOでもある韓氏は、現在は業界全体が低迷し、過去最高益を相次いで更新してきた同社の業績にも陰りが見えるが、今年後半には業界が回復に向かうことを期待していると述べた。また、同社は目下、需要の落ち込みという課題に直面しているものの、これまで米アップルなどの競合他社に遅れをとっていたコネクテッドデバイスおよび関連ソフトウエア部門の統合を強化することで、今の市場課題を克服する計画だと述べた。