ブラックストーンの巨大な非公開不動産ファンドから資金を引き出そうとしている投資家にとって、新年は悪いニュースもあれば、非常に良いニュースとなり得るものもある。悪いニュースとは、今すぐに投資資金のすべてを取り戻すことはできないということだ。あまりに多くの人が昨年12月に資金を引き出そうとしたため、四半期で純資産総額の5%という解約上限は、誰もが解約を繰り返すと仮定すると、3月まで続くとみられる。良いニュースは、カリフォルニア大学の投資部門UCインベストメンツが、BREITとして知られるブラックストーンのこのファンドに40億ドル(約5200億円)の投資を決めたことだ。5年間解約できず、その後2年間限定で資金を引き出せる。投資期間は平均6年。これは大規模な投資だ。運用額に対して年1.25%、利益に対して12.5%という、大手機関投資家向けではなく個人投資家向けに設定されている手数料を払うことを考えれば特にそうだ。
ブラックストーンの大譲歩、投資家への警告
カリフォルニア大のBREIT投資条件は、金融危機時のバフェット氏によるゴールドマン出資条件に匹敵
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