サンタクロースがぎりぎりのところでウォール街にやって来た。市場関係者の間では、米株式相場に「サンタクロース・ラリー」が起きたかどうかに注目するのが年初の恒例となっている。サンタ・ラリーとは、年末の5営業日および新年最初の2営業日にかけては米国株が上昇しやすいという経験則を指す。S&P500種指数は今回のサンタ・ラリー期間中に0.8%上昇した(上昇分の大半は最終日の1月4日に確保したものだった)。これでサンタ・ラリーは7回連続となった。マホニー・アセット・マネジメントのケン・マホニー最高経営責任者(CEO)は「今回は遅めのサンタクロース・ラリーだったが、記憶に残るような12月ではなかったため、これでよしとする」と述べた。