毎年恒例だが、2022年に関する自分の予想を振り返り、その上で2023年を展望してみる。昨年は、正しい予想が23、間違いが8で、的中率は74.2%だった。正しく予想できたことから始めよう。共和党は、第2次世界大戦後の平均より(はるかに)少ない議席数で米連邦議会の下院で過半数を制した。民主党は州知事の数を増やしたが、州議会の議席数では共和党の優位性が高まった。アリゾナ、ミシガン、ネバダ各州の共和党州務長官候補(いずれもドナルド・トランプ氏の支持を受け、前回の大統領選の結果を否定する立場を取った)は敗北した。昨年末のジョー・バイデン大統領の支持率は45%を下回った。インフレが賃金よりも速いペースで上昇したことについても、予想は正しかった。経済成長率は2021年の5.9%から推定1.9%に低下した。失業率は、最新のデータである昨年11月が3.7%と、前年同月の4.2%を下回った。新型コロナウイルスの感染は続いているが、変異株が増えたものの、以前ほど深刻な問題ではなくなった。公立学校の入学者数は依然としてコロナのパンデミック(世界的大流行)前の水準を回復していない。