ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は5日、ロシア正教会のクリスマスに合わせて36時間の停戦を呼びかけた。ウクライナ軍は領土奪還に向け、ロシア軍への反転攻勢を強めている。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシア軍が自国領土を占領した状態では、いかなる停戦にも同意しないと言明。大統領顧問の一人は5日にツイッターで、プーチン氏の呼びかけは偽善的だと述べた。ロシアが昨年2月にウクライナに侵攻して以来、プーチン氏が前線全体での停戦を呼びかけるのは初めて。ロシア政府によると、停戦期間は現地時間6日正午から8日午前0時までで、ロシア正教では7日がクリスマスにあたる。プーチン大統領は、ウクライナにも戦闘停止を宣言するよう求めた。これに対し、ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領府顧問はツイッターでロシアの提案を一蹴した。