「テスラ愛」冷めぬウォール街、なお強気なわけテスラがEV業界の圧倒的なリーダーであるとの見方は根強い
PHOTO: MARK FELIX FOR THE WALL STREET JOURNAL

 米ウォール街のアナリストは今も変わらずテスラを愛し続けている。

 中国生産の遅れやイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)によるツイッター買収劇、その原資手当てに伴う大量の持ち株売りなど、テスラはここ1年、厳しい苦境に陥った。テスラ株への投資家のセンチメントは急激に冷え込み、2022年は過去最悪の下げを演じた。

 にもかかわらず、テスラをカバーするアナリストの「愛」は健在だ。ファクトセットによると、全体の64%がテスラ株の投資判断を「買い」もしくは「オーバーウエート」としている。この割合は2014年末以来の高水準だという。