――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト
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スイスの山岳リゾート、ダボスに集まる世界の金融エリートたちの雰囲気は、投資の指標として役に立つことが多い。彼らがどう感じていようと、その逆をやればいいのだ。
今年はそうでもない。ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会、20日閉幕)に集まったバンカーや経営者、政治家たちは楽観的になってはいたが、それは数カ月前の悲観的な気分と比較してのことだ。市場と同じように彼らも少しは上を向いているが、1年前の今頃と比べればまだ沈んでいる。また、投資家を悩ませているのと同じ不確実性に戸惑っている。