米上院の共和党議員らはバイデン政権に対し、偵察用とみられる中国の気球が米本土上空を飛行した問題で、対応についての詳しい説明を求めた。発見直後の判断や、過去にも気球が飛来していたにも関わらず軍や情報機関の備えが不十分だった理由について追及している。上院の軍事委員会および情報委員会に所属する共和党議員は8日、ロイド・オースティン国防長官とアブリル・ヘインズ国家情報長官に送付した書簡で、気球飛来は米国に対する中国共産党の「大胆さを増す主権侵害」の一例との見方を示した。議会関係者によると、焦点となっているのは、気球がアリューシャン列島とアラスカ州の北方を飛行していた1月28日から、米本土に入った31日までの期間。
米上院共和党、気球問題への対応巡り説明要求
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