世界的に覇権を握る米クラウドコンピューティング会社が、東南アジアで中国企業との競争激化に直面している。地政学上のライバルである米中を代表する企業が、重要なテクノロジーで直接しのぎを削っている。中国のアリババグループ、華為技術(ファーウェイ)、テンセントホールディングスは、今後数年間で東南アジアに数億ドルを投資する計画だ。市場シェアではアマゾン・ドット・コムとマイクロソフトのクラウドコンピューティング部門が依然として、シンガポールを中心に圧倒的な地位を占めるが、中国企業は米ライバル企業に先行してタイやインドネシアなどの新興市場に進出している。そうした市場で米企業よりも安い価格で製品を提供し、価格に敏感な顧客を獲得していると顧客や業界アナリストは話している。
中国クラウド企業、東南アジアで米競合に攻勢
アリババやファーウェイ、テンセントがタイ・インドネシアなどに積極投資
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