米軍は、押収したイランの武器をウクライナに供与することを検討している。これはイランがイエメンの武装組織に供与しようとしたもので、実現すればウクライナを支援するための前例のない措置になると、米欧の高官が明らかにした。米高官によると、ウクライナへの供与を検討している武器は、ライフル銃5000丁以上、小火器弾薬160万発、対戦車ミサイル数基、近接信管7000個以上。この数カ月間にイエメン沿岸でイランの指揮下にあるとみられる密輸業者から押収したものだという。ウクライナとロシアの戦争がまもなく2年目に突入する中、米国や同盟国はウクライナの軍事支援要請に応じるのが難しくなっており、武器調達に向けてこうした異例の措置に踏み切る可能性がある。
押収したイランの武器、米がウクライナに供与検討
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