医学誌ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)に15日掲載された研究報告は、今後より多くの高齢の低リスク乳がん患者が手術後の放射線治療を回避し、追加の治療費や副作用を避けることができる可能性を示している。この研究報告は、ホルモン治療に反応する可能性がある初期ステージの乳がんを患った65歳以上の女性を対象としたもの。患者は放射線治療を受けるグループと受けないグループの2つに分けられたが、手術から10年後の生存率はほぼ同じだった。これは、生存率に対する影響なしに、より多くの女性が放射線治療を回避できることを示しているという。一部の医師は、乳がんや前立腺がん、血液がんの患者の生存率を低下させることなく治療措置を軽減する努力を続けているが、今回の研究結果はこれを支持する内容。
乳がん患者、一部で放射線治療回避の可能性=研究
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