【ニューデリー】インドは米国からの高高度武装無人機(ドローン)の購入承認に近づいている。ヒマラヤ地方の国境問題を巡り姿勢を硬化させている中国に対抗する狙いだ。複数の関係者が明らかにした。  潜水艦に対する戦闘能力を持ち、地上攻撃用ミサイルと対艦ミサイルを搭載する「MQ-9B」を購入すれば、インドは中国軍が活動を拡大しているインド洋での監視能力も増強できる。これら関係者によれば、インド政府内で購入への機運が高まっており、向こう数週間で承認される可能性がある。  インドが購入を決めた場合、米国側の承認と両国政府間の協定締結が必要になり、手続きには数カ月かかる見込み。