日英併記文で英語への関心が高まる
海外も有名な忠犬ハチ公のお話

 悲しみが希望につながる「忠犬ハチ公」のお話は海外でも人気のある日本のお話です。この「忠犬ハチ公」の本は他にも出版されていますが、この『HACHI-ハチ-』(日本食糧新聞社)は、日本語と英語の両言語で書かれており、子どもの英語への関心を高めてくれます。また、4月8日は「忠犬ハチ公の日」だとか、ヘレン・ケラーが日本に来た時に贈られた犬が秋田犬だったとか、雑学まで広げて読むと、子どもとの会話が弾みます。

新学期の小学生に贈りたい「絵本」5選、学校で学べない“国際力”を育む『HACHI-ハチ-』(作:さくらば えいえつ/絵:ノリット・ジャポン/出版社:日本食糧新聞社/1980円)
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<対象:低学年~中学年>
両言語併記のレイアウトでも読み手にストレスを感じさせません。透明感のある水彩画で描かれた日本の四季の姿が、お話に見える光を感じさせ読後感のよい絵本です。少し用途は変わりますが、海外に住む子どもへのプレゼントにもよいと思います。