米国民の過半数は、大学の学位がコストに見合わないと考えていることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とシカゴ大学全国世論調査センター(NORC)が共同で実施した調査で明らかになった。アメリカンドリームの象徴だった大学の学位に懐疑的な見方が広がっているようだ。調査では56%が4年制の学位の取得は無益な投資だと答え、学位に価値があると回答した42%を上回った。年代別では、18歳から34歳が最も懐疑的な見方をしており、特に、実際に学位を取得した人々の間でそうした傾向が強かった。2013年に実施した調査では、大学について肯定的な回答は53%、そうでない答えは40%だった。また、17年の調査では、4年制の学位が望ましい仕事と高い収入につながるとの回答は49%、そうは考えないとの答えが47%だった。
大卒の価値、米国民の過半数が評価せず WSJ調査
若者を中心に全年齢層で学位に対する評価が低下
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