アントニー・ブリンケン米国務長官は2日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と電話会談し、ロシアが先週スパイ容疑で拘束したウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)記者のエバン・ゲルシコビッチ氏(31)を解放するよう要求した。米国務省が明らかにした。米政府の発表によると、ブリンケン氏はラブロフ氏との異例の電話会談で、ゲルシコビッチ氏と元米海兵隊員ポール・ウィーラン氏が拘束され続けていることは「重大な懸念」で容認できないとし、直ちに解放するよう求めた。ロシア外務省は声明で、「ロシア連邦の法律および国際的な義務に従って下されたロシア当局の決定を尊重する必要性に注意が向けられた」とした。ロシア連邦保安局(FSB)は3月29日、モスクワ郊外で取材中だったゲルシコビッチ氏を拘束。それ以降の同氏の状況や健康状態については、ほとんど明らかになっていない。
米国務長官がロシア外相と電話会談、WSJ記者の解放要求
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