女性が仕事と家庭の両方でより平等を目指すようになった現在、結婚したカップルの3分の1近くで「主たる稼ぎ手」がいない状態になっている。ピュー・リサーチ・センターの新しいデータによると、米国の異性婚の約30%は収入が平等、つまりそれぞれの配偶者が夫婦の共同収入の40%から60%の間で稼いでいる。こうなった主な要因の一つは、若い女性がより多くの収入を得ていることだという。女性が夫より多くの収入を得ている世帯の割合は、過去50年間で5%から16%へと3倍余りに増加した。1972年には、夫の49%が唯一の稼ぎ手で妻の収入がゼロだった。2022年には、この割合は異性婚の23%に低下した。だが女性の経済的貢献が大きいからといって、夫婦の関係がより平等になったり、生活のあらゆる領域で女性が有利になったりするわけではないと、ピューのシニアリサーチャーのリチャード・フライ氏は述べた。
米国の家庭で「主たる稼ぎ手」減少
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