ロシアはウクライナ東部の要衝バフムト攻略に向けた取り組みを強化している。バフムトでは激しい攻防が続く。足元では、バフムトを防衛するウクライナ軍がロシア軍の猛攻で押し戻されている。英国防省によると、ウクライナ軍は依然として市の西側を支配しているものの、12日以降は特に激しい砲撃にさらされている。ロシアによるバフムトの制圧範囲拡大について、国防省の指揮下にある正規軍と、民間軍事会社ワグネル・グループとの連携が改善していることが一つの要因と英国は分析する。ワグネルはロシアの刑務所で採用した囚人を戦場に送り込んでいる。ワグネルとロシア軍上層部との間ではここ数カ月、対立が激化していた。ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は2月、同氏の部隊への弾薬供給を制限しているとして、セルゲイ・ショイグ国防相らロシア軍上層部を批判した。プリゴジン氏はその後、ワグネルは弾薬を受け取ったと述べた。
ロシア軍とワグネル、バフムト制圧へ連携強化
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