ロシアの裁判所は17日、プーチン政権とウクライナ侵攻を批判した活動家のウラジーミル・カラムルザ氏に国家反逆罪で禁錮25年の判決を下した。反体制活動家に対するものとしては侵攻以降で最も長い実刑判決となった。ロシアはあらゆる政府批判を厳しく弾圧しており、抗議デモやソーシャルメディアなどで戦争反対を訴えたため当局に拘束された活動家の数は2万人を超えている。カラムルザ氏は4月10日の最終陳述で、収監されたのは罪を犯したからではなく、プーチン氏と戦争に抗議し、ロシア経済に痛手を及ぼしている制裁を支持したためだと語った。同氏の支持者が運営するソーシャルメディアのチャンネルで発表された陳述の記録によると、カラムルザ氏はそれらの行為を「一切後悔していないだけでなく、誇りに思う」と話した。