米共和党が主導権を握る下院司法委員会は17日、ニューヨーク州マンハッタン地区のアルビン・ブラッグ検事の政策やニューヨーク市内での犯罪に関する公聴会をニューヨークで開催した。公聴会ではドナルド・トランプ前大統領が起訴されたことを巡る民主・共和両党の対立を受け、双方の非難合戦となった。司法委員会のジム・ジョーダン委員長(共和、オハイオ州)は冒頭、市内の犯罪に関してブラッグ氏を批判。民主党に所属するブラッグ氏は地区検事を目指す選挙で、一部の犯罪者に関して禁錮刑に代わる処分など推進していた。一方で民主党関係者らは公聴会そのものが、ブラッグ氏を中傷するための見せかけのイベントだと主張。ブラッグ氏と検事局は今月に入り、2016年の米大統領選の際に支払った口止め料などに関連してトランプ氏を起訴している。トランプ氏はいずれの件でも無罪を主張した。