ひとたび株を選んだら、その後の四半世紀は何もしない――。そんなストックピッカー(銘柄選択者)を紹介しよう。ティファニー・グレイさん(22)はデラウェア州ドーバーにある、歴史的に黒人の入学者が多いデラウェア州立大学の4年生で、ファイナンスと資産管理を専攻している。ジョナサン・リバースさん(20)は環境科学と宗教学という二つの異なる分野を専攻するバージニア大学の3年生だ。グレイさんとリバースさんは仲間とともに、15~20前後の株式銘柄でポートフォリオを組み、この先25年間、保有し続ける。ばかばかしいアイデアのように思えるし、実際にそうなのかもしれない。しかしあらゆる年齢の投資家はこれらの若者から学ぶことができる。